正中頸嚢胞手術記

正中頸嚢胞手術ブログ①/発見~大学病院検査

※この記事は筆者の個人的な体験を記録したものであり、医療的助言を提供するものではありません。医療に関する判断は、必ず医師などの専門家にご相談ください。

2025年2月に正中頸嚢胞の摘出手術を受けてきたので、それをブログとしてまとめてみました!
大人で手術するか迷っている方、これから手術する方の手がかりになればと思います。

そもそも正中頸嚢胞とは?

正中頸嚢胞(せいちゅうけいのうほう)とは、胎児期に一時的に作られる器官が体の中に閉じ込められず、喉仏の上あたり(正中)に袋状のものとして残ったものです。
嚢胞が小さなうちは無症状に経過しますが、大きくなって来ると首の膨らみが目立ってきたり、化膿すると急に腫れたり場合によっては小さな穴が開き分泌液が出てくることがあります。また、場合によっては、ものを飲み込みにくいという症状が出ることもあります。

引用:正中頸嚢胞とは(一般社団法人日本形成外科学会公式HP)

発見までの経緯

私は、2019年にクリニックで副鼻腔炎の検査の一環でMRIを撮った際、たまたま嚢胞が見つかりました。
大きさは縦3cm×横3cm×奥行1cm程度のもので、外見も目立たず、当時は腫れや圧迫感等はありませんでした。
ちなみに、撮った画像はこんな感じ👇

正中頸嚢胞手術/MRI画像(矢状断図)
正中頸嚢胞手術/MRI画像(横断図)

見つかった後、悪性かどうかを大学病院で検査をしましたが良性だったのに加え、その頃は特に違和感もなく、コロナ禍で不要不急の手術は行えなかったので、そのまま放置していました。

手術を決めたきっかけ

2024年初旬から時々喉の閉塞感に襲われるようになりました。
9月頃には常に首を絞められているような感覚に襲われ、声を出すのもつらくなっていました。

再度耳鼻咽喉科のクリニックを受診し、嚢胞が炎症を起こしている可能性があると考えて抗生剤等の薬を処方されましたが、特に症状は緩和しませんでした。

もしかしたら嚢胞が原因ではないと考えましたが、嚢胞が閉塞感の原因の1つになりうるのは確かですし、今後ひどい炎症に襲われた場合や私の家系が癌の家系のため、悪性に変わる可能性も0ではないことを踏まえると、いっそのこと手術で取っておきたい!という結論になりました。

手術のために大学病院へ

2024年11月頃に大学病院に行き、血液検査やMRI、がんの有無等を検査しなおし、同年の12月に担当医から良性なら必ずしもとる必要はないこと、手術跡が残ることなどを説明頂いたうえで2025年2月に手術を行うことが決まりました。

それまでの間、閉塞感にずっと襲われるかと思っていましたが、検査が終わった12月中旬にマイコプラズマにかかり、その後遺症でずっと咳が続いてしまったことで閉塞感どころの話ではなくなっていましたが😅

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